今日も今日とて。 新人一同、激しい訓練の真っ只中にいた。 まだ始まって間まもなく、日は昇りきっていない時分から。 「っとと」 「くんぬーっ!!」 緑と真紅の二色の光が、激しい音を立ててぶつかり合う。 高鳴る金属音と、魔力そのものが衝突し立ち上る煙。そして、ぶつかる2人の周囲の惨状が、訓練の激しさを物語っているようだった。 振り構えた大剣を力の限り振るい、しかしその斬撃は片手剣を手にした相手に毛の先ほども通らない。 訓練とはいえ、自身の渾身の一撃すらもたやすく止められてしまう自身の未熟さに、真紅を纏ったフォルテは舌打った。 数日前に発生したリニアレール暴走事件。 機動六課設立後、初となる緊急出動にもかかわらず、密輸されたロストロギア『レリック』を求めてリニアレールを襲撃したガジェットも見事撃退。レリックそのものも無事に確保。 そしてレリックは今、中央のラボで内部調査の真っ最中。 彼らは課せられた仕事を完璧にこなしてみせた。 初陣であった新人たちにとってはまだまだ課題の残る結果だったものの、初陣での活躍を考えれば上々と言ったところだろう。 初任務としてはまず問題ない滑り出し。 部隊長のはやてや、後見人である騎士カリムとクロノも満足げだったという。 もっとも、そんなお上のことなど現場のメンバーにとってはどうでも良くて。 「ほれほれ、一撃一撃に重みがないぞ。腕だけじゃなくて、腰から、腰から」 「こっ、こしからぁぁぁっ!!」 息一つ乱していない上司のアドバイスに従い、フォルテはとにかく無我夢中。 まだ相棒になって間もない大剣型デュアルデバイス『ドレッドキャリバー』との呼吸合わせも兼ねて、半ば模擬戦に近い訓練を行っていた。 デュアルデバイスは『忍耐』の象徴。 そんなデバイスを受領して間もないフォルテがなぜ、上司とここまで戦っていられるかという疑問にたどり着くだろう。 「ファイトいっぱあぁぁつ!!」 『Jet Slash!!』 最初から、1人と1機の相性がとんでもなく良かったのだ。 自分からズンズン突き進むフォルテに、そんな彼の意図を汲んで、常に最善の結果をはじき展開するドレッドキャリバー。デバイス側が一歩退くことで、お互いの立ち位置が、その瞬間に確定したため。 だからこそ、同僚にして同じ駆け出しデュアルデバイス使いであるエミリアをあっという間に追い越して、今まで以上に思い切りの良い立ち回りが出来ることに、初め当の本人が一番驚いていた。 「んん、いいね」 カートリッジ一発を犠牲にした渾身の一撃を受け止め、上司であるも小さくうなずいて。 「……ひとしきり動いたし、休憩しよか」 指導するべき立場にもかかわらず、教えを請う側に休憩を進言していた。 太陽も上りきらない朝っぱらから、寝起きもそこそこになのはにたたき起こされここまで引きずってこられて、そのまま成り行きで訓練に参加せざるを得ない状況に陥ってしまったという今の状況が納得いかない部分もあったりなかったりしたから。 彼女に対するささやかな抵抗だった。 ……だって、従わないと星のかなたにぶっ飛ばされるもん。 「えーっ、俺らまだよゆーっすよ?」 「休憩するの…………てか、俺が休みたいんで」 「うわ、なんて上司らしからぬお言葉」 「うっさいよ……てかフォルテ。お前さん、なかなか言うようになったじゃんか」 一緒に訓練するようになってから妙にフレンドリーなフォルテをジト見しつつ、は片手剣形態を取っていたアストライアを待機状態へ戻す。 姿もバリアジャケットから着崩された管理局の制服へと戻り、隅で魔力の制御に勤しんでいたエミリアに視線を向ける。 「エミリア、そっちはどうだい?」 「はいー、なんとかサマになってきたと思いますよお」 フォルテと同じ訓練着のエミリアは、全身汗だく状態だった。 疲れが身体というよりは、精神的にきているのだ。 ただでさえ難しいデュアルデバイスの扱いに加え、彼女の潜在魔力の高さを考えると今の状況は当然ともいえるだろう。 少しでも制御を間違えれば、自滅すらしかねないのだから。 顕現させた6個の魔力球を自身の周りでくるくると旋回させるエミリアを見て、は満足げに頷く。 「ん、いいペースいいペース。そろそろフォルテと一緒に訓練参加もアリかね」 「わ、ほんとですかー? あははーやったねっ」 「空元気この上ないなミリィよ……」 朝っぱらからぶっ通しで魔力制御と模擬戦訓練。 積み上げられた疲れが行動にすら出ている。 ここはやはり。 「よっしゃ。休憩取るよー……今日のおやつはクラナガン名物のチョコポットやで〜」 「まってましたー!!」 エミリアがうれしそうに声を上げる。 疲れたときは甘いものに限る、なんて言葉があるが。 彼らは他の仲間たちが必死になって訓練している間に、毎日こんな休憩を取っていたりする。 休憩がてら、がこっそり街に出て買ってさらにひそかに持参したお菓子を食べる。その間のコミュニケーションもそこそこにとりつつ。 その内容は…… 「せっかくなので、そろそろ俺らデュアルデバイス使いの実戦での立ち位置について話とこうかね」 主に、身体を使わない訓練ともいえるような濃い内容だったりする。 面倒が嫌いなにとってはほとんどありえないような行動だったりするが、サボると後が怖いので仕方ない。 仕方ない。 塵も残らないほどに消し炭にされるのは1回で十分だし。 「部隊において、ポジションてのが割と重要なのは2人ともよく知ってると思うけど……デュアルデバイス使いには、定まったポジションって言うのがないんだよ」 遠近両用、ミッドおよびベルカ両系統の魔法の行使、扱う人間とデバイスそのもののスペックの高さ、そして、人間とデバイスの絆の深さ。 これらがデュアルデバイス使いの特色ともいえる。 さまざまな状況に応じて臨機応変に戦い方を、立ち回り方をすることができる特殊な立ち位置にいるのが、デュアルデバイス使いだった。 自由度高く、定まったポジションの存在しない彼らのポジションは、総じて『マルチアタッカー』と呼ばれていた。 「もちろん、司令塔の指示を受けて動くことが主な立ち回り方になるけど、チームの……なんていうか、悪い流れもいい方向に持っていけるような?」 「スーパーサブ、みたいな感じ?」 「そうそう、そんな感じの立場な訳よ」 エミリアのフォローに笑顔とともに頷き返し、は最後のチョコポットを放り込む。 食事に飲み物はつきものであることを再確認した過去の失敗を繰り返さないようにとエミリアが準備してきたお茶をぐぐい、と飲み干すと、ため息もそこそこにゆっくり立ち上がる。 「だからこそ、大事なのは小手先の技術よりも実戦経験。細かい訓練とかそういうのを抜きにして模擬戦まがいなことをしているわけだね……言っとくけど、別にメニュー考えるのが面倒だとか思ってるわけじゃないよ?」 「はいはい、わかってるっすよ」 墓穴を掘ったに心無い返答を返したフォルテは、どこか楽しそうに笑う。 そんな彼らを端から見ていて、同じように笑っているエミリアもまた、楽しげに笑っていた。 「んじゃ、訓練再開するかね。………………そろそろ始めないとまたなのはちゃんに叱られる」 「たはは……」 「りょーかいです!」 そんなこんなで、今度は二対一での模擬戦に近い訓練が再開された。 憂鬱そうにため息を吐き出すの姿を、再びバリアジャケットが包み込む。 アストライアが象るは180を超えた、彼の身長のさらに上を行く長さを誇る細槍。 第2ラウンドは、2対1での連携戦。以前のような慣れない6対1で味方だけが入り組んだ総力戦に比べ、シンプルかつ2人の経験も多い。 もともと訓練校で相棒同士だった2人だからこそ、完成された連携で自分に迫ってくるだろう。 対し、自分は1人。魔力ランクはリミッター付きで彼らとほぼ同じB+。 ……あれ? 『久々に死ねるかもしれませんねw』 「楽しそうに言わんでくださいよ……悲しくなるから」 対峙する2人のやる気満々な姿に、肺の底からため息を吐き出したのだった。 魔法少女リリカルなのは The Another StrikerS #10 スバルはフロントアタッカーとして、ヴィータを相手に防御の特訓。 常に最前線で敵陣に切り込むことを主な仕事をするフロントアタッカーは、防御スキルと生存能力の高さがチームに大きなメリットを生む。というのが教官であるなのはの言。 フロントアタッカーとしての経験が多いヴィータもそれは当然、言わずとも知ったことだった。 だからこそ、 「受け止めるバリア系、はじいて反らすシールド系、身に纏って自分を守るフォールド系。この三種を使いこなしつつ、ぽんぽん吹っ飛ばされねえように、下半身の踏ん張りとマッハキャリバーの使いこなしを身につけろ」 グラーフアイゼンの先をスバルに向けて、しっかり守れよ、と。 そんな一言を口にした。 防御の上からぶっ叩いて、叩いて、叩き潰す。 それこそ、彼女の得意技なのだから。 エリオとキャロは直属の上司であるフェイトの教えの元、回避の訓練に勤しむ。 2人はまだまだ肉体的にも完成されていないし、なにより打たれ弱い。だからこそ、防御よりも先にまずは回避を最優先させることで、自身の不得手を克服させるのだ。 もちろん、防御も出来れば理想なのだが。 宙に浮かぶ訓練用の攻撃ビットと、乱立するアクティブガードの林。 ビットからの攻撃をかいくぐり、林の中を走り抜ける訓練だ。 「まずは……相手に自分を狙わせない」 フェイトが走り出す。 「攻撃が当たる位置に、長居をしない」 言ったことを実践するため、あえて走る足を止める。 彼女の存在を感知したビットが魔力弾を撃ちだすと同時に、その場を離れる。長居をすると攻撃が飛んでくるということを、身をもって2人に教え込むのだ。 まずはゆっくり。 地面やアクティブガードにぶつかり弾ける魔力弾。 立ち上る白煙。 徐々に、速度を上げて。 ビットからの集中砲火。身体をひねり、跳躍し、ステップを踏んで回避する。 白煙の数が増え、消えることなく空へと上り続ける。 最後は。 『Sonic Move』 人間の身体能力では到底避けきれないほどの速度で射出された魔力弾を避けるため、デバイスの補助を借りつつ地面を蹴って。 「こんな風に、ね」 目前の光景だけに気を取られ、自身の存在に気づく気配すらない2人に声をかけた。 2人のポジションであるガードウイングとフルバック。 位置的には後方になるこの2つのポジションは、仲間のサポートが主な仕事。さらにガードウイングは、攻撃もサポートも位置や状況に応じてこなす。フルバックはスピードが必須。鍛えたスピードですばやく、かつ確実に仲間への支援を行う。 「確実で有効な回避アクションを、しっかり覚えていこう」 そのためにこれから行う訓練は、それぞれに与えられた役割のための基礎の基礎。 銃口を向け、戸惑いなくトリガーを引く。 ティアナは飛び交う七色の魔力球の中でとにかく必死に自身を守っていた。 四方八方から襲い掛かる魔力球を撃ち落さんと自身の武器を振るう。 ティアナと、なのはのポジションである『センターガード』の役割は、 「チームの中央に立って、誰よりも早く中長距離を制すること。それを頭だけじゃなく、身体に覚えこませよう」 「はいっ!!」 波を描いて飛来する魔力球を同種の魔力球を当て、直進する魔力球を狙い撃つ。 中長距離を制しチームの中心に立つセンターガードは、常に視野を広く持つためにも、他のポジションよりもせかせか動き回る必要がなくなる。仲間に的確な指示を出すためにも、常に一定の情報を把握しておく必要があるのだ。 「くっ!!」 「ほらっ、そうやって動いちゃうと後が続かない!!」 動き回ることを良しとしない理由は、もう1つある。 自身の身に危険を感じ回避動作で地面を転がるティアナに、なのはは激を飛ばす。 次々とティアナが通った地面に着弾する魔力球。体制の不安定なティアナに遠慮などせず、なのははさらに魔力球を撃ち出した。 「ティアナみたいな精密射撃型は、いちいち受けたり避けたりしてたんじゃ……仕事、できないからね」 狙った獲物は外さない。 そんな言葉が常識であるくらい、精密射撃を得手とする魔導師たちはターゲットを確実に仕留める。 リアルタイムで自身の身が危険に晒されていようが、彼らのやるべきことは。 「射撃型の真髄は……」 「あらゆる相手に正確な弾丸をセレクトして命中させる……判断速度と命中精度!」 魔力の察知から、動いている的にただただ当てる。そのための集中力と緊張感を常に持ち続けること。 ● 「やー、やってますなあ」 「初出動がいい刺激になったようだな」 訓練場から遠く離れ、シグナムとヴァイスは新人たちの訓練の様子を覗っていた。 眼前ではスバルがヴィータの打撃を防ぎ、エリオとキャロが止まることなく走り回り、ティアナが魔力球を撃ち抜き、エミリアとフォルテがを相手に激しい戦いを繰り広げている。 そんな光景がウインドウとなって浮かんでおり、訓練の様子が人目で見て取れた。 「いいっすねえ、若い連中は」 「若いだけあって成長も早い……しばらくの間は、危なっかしいだろうがな」 「……そうっすね」 あいずちをうって、ヴァイスは苦笑する。 事実、なのはの下で訓練を始めたばかりの彼らだ。先日の初任務での働きも上々とはいえ、未熟と呼ぶにも程遠い。 彼女らが参加した任務は、簡単に言えば、ただ単純に突撃して戦って、ガジェットを破壊しただけなのだから。 それぞれのポジションもその仕事も意識せず、二人一組で戦い抜いただけだった。 そんなことは、訓練校で飽きるほどやってきたはずなのだから。 「時に、シグナム姐さんは参加しないんで?」 「私は、古い騎士だからな」 ヴァイスに問われたシグナムは、そんな答えを返していた。 片手剣のデバイス『レヴァンティン』を振るい接近戦を得手とする彼女は、古代ベルカ式魔法の使い手。 スバルやエリオのようなミッド式混じりの近代ベルカ式魔法とは勝手も違うし、バックス型のティアナやキャロに剣を振るうことが仕事である彼女に教えられることなどなく、デュアルデバイスを使うエミリアやフォルテに教えるなどそもそも見当違いというもの。 そんな彼女に出来ることといえば、 「私に教えられることはただ、届く距離まで近づいて斬れ、ということぐらいだ」 「すげー奥義ではあるんすけどねえ」 ただ、剣を振るうことくらいだった。 自身に教えられることがないからこそ、訓練場に近く、訓練場そのものを広く見渡せるこの場所で、彼女たちの様子を見ておくのだ。 シグナムはライトニング分隊の副隊長。 部下である新人たちの能力とポジションをしっかりと把握しておく必要があったから。 ● 太陽が中天に差し掛かり、午前の訓練が終わりを告げた。 新人たちは想像以上にハードな内容でか全力で息を切らし、一心不乱に身体に酸素を送り込んでいる。 彼女たちは今後、人を助ける仕事をする。 そのために、危険な場所へ足を踏み入れることや、凶悪な魔導師を相手に激しい戦いを繰り広げることもあるだろう。だからこそ、訓練の状態でも手は抜かない。 いつも本気で、いつでも死ぬ気で。そうしなければ、自分たちの命が危険になるのだ。 「はいおつかれ。個別スキルになると、ちょっとキビしいでしょ?」 だからこそ、なのはのそんな軽めの一言が、新人たちの頭にどすんと落ちてきた。 そして。 「フェイト隊長は忙しいからそうしょっちゅうつきあえねーけど、あたしは当分お前らに付き合ってやっからな」 そんなヴィータの一言に、スバルが苦笑して見せた。 午後もあんなにハードになるのかと、そんな思いを視線に乗せて。 「それからライトニングの2人は特にだけど……もちろん、スターズもウインドもまだまだ身体が成長している最中なんだから、くれぐれも無茶はしないようにね」 『はいっ!』 ひとしきり休んで元気が出てきたのか、新人たちから返事の声が上がる。 その声に満足してか、フェイトは笑みを見せたのだが。 「おらっ、てめーいつまで寝てやがんだよっ。さっさとおきろって!!」 「や〜だ〜……まだ起きたくない立ちたくない歩きたくない部屋帰って惰眠を貪りたい……」 新人たちの隣に倒れこんだを起こそうと怒声を上げるヴィータに、その笑顔が引きつっていた。 事実、はかなり疲労していた。 魔力ランクにリミッターをかけられた状態で、同ランク魔導師との2対1の模擬戦。 高い魔力を存分に使って射撃の嵐を降らせるエミリアの攻撃を躱していると、デュアルデバイスとの相性がすこぶる良かったフォルテの爆発力のある一撃が襲い掛かる。 2人の連携はそれこそ型にはまったものとはいえ、2人が思うとおりに動くと、それが連携になっていくという息の合いっぷりにも脱帽モノだったし、なにより2人の戦闘力が最初の模擬戦に比べて急激に高くなったように感じたのだ。 攻撃を受け流すどころか、受け止めるのがやっとの状況で、どうやって攻撃すればよいだろうかと。 は割と本気でアストライアに相談してみた。 しかし。 『骨は拾いま、ゲフゲフ。さ、サポートはしますから…………ウデの見せ所ですね?』 その相談は見事に一蹴されてしまった。 デバイスで、演算能力だけなら人間の遥か上を行く彼女ですら勝機を見出すことが出来なかったのか、そもそも最初から勝ち目などなかったのか。 どちらにせよ、そのときの彼に出来たのはただ、長年培った経験を信じて、ただ防御に徹することだけだった。 その甲斐あってか、2人の猛攻の中でダメージらしいダメージを少しも負わずに午前中を終えることが出来たのは、まさに奇跡的なことだった。 その結果が、 「いい加減にしろやてめえはっ! 男だろっ!!」 げしぃっ!!! ヴィータに思い切り顔を蹴り飛ばされて悶絶する彼の姿だった。 精神的にも体力的にも、魔力ランクB+の彼ではコレが限界と言ったところか。 「いてて……だったらヴィータ。お前さんが相手してやりなよ。全力全開の2対1……やってみてから俺を蹴っ飛ばすなり罵声を浴びせてみればいいじゃない」 「そうだねぇ……」 顔にできたつま先の跡をさすりながらも何事もなかったかのようにすっくと立ち上がったの提案に、なのはが小さく声を出し、あごに手を乗せ考えるようなしぐさを見せる。 うーん、としばしうなって。 「じゃあ、午後は力試し。くんがそこまで言うほどの2人だからね。ヴィータちゃん、やってみる?」 「じょーとーじゃねえか! 、ほえ面かかしてやっかんな!!!」 「さてさて、どっちがほえ面になるやら?」 新人たちの意思をそっちのけにして、とんとん拍子で話が進む。 もちろん、彼らに言葉を発するタイミングどころか元気もなく、ただ、午後はどうなっちゃうんだろう、なんて少しばかりの黄昏があったりした。 「じゃあ、午後は隊ごとにヴィータちゃんと模擬戦にしようか!」 |
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