物語は、終焉を迎える。
 それは些細な、広い広い世界の中でちっぽけな、しかし当事者たちにとってはとても大きな意味を持つ出来事となるだろう。

 どんよりと曇り、澄み切った蒼が影も形も見えない空を見上げて、少年はどこか感慨深げに息を1つ吐き出す。
 最初はただ、一刻も早く終わらせて楽をしたいと。そんなことばかりを考えていた。しかし、みんなと話して笑って戦って、苦しい思いをして―――今までに経験してきた出来事を通して、少年は己の本音を知った。
 面倒だと思うその気持ちは、本当の気持ちを知ることのないようにと少年が無意識に固めた防衛手段。彼は人懐っこい表情を振り撒いていながら、内心では人と接することを怖がっていたのだ。
 物心ついたときから1人だったから。廃墟の中心で動かず騒がず、ただ時間の経過だけを享受していたから。

『みんな、下の黒い淀みが暴走が始まる場所になる! クロノくんが着くまで、むやみに近づいちゃダメだよ!!』
「は、はいっ!」

 1人の女性の声が響く。眼下に広がる黒いドームは、ロストロギアの最果て。元となった書物の名のごとく黒く、暗い闇そのもの。
 激しい地鳴りが耳を貫く。もう間もなく、書物―――改ざんされた闇の書の防衛プログラムが、暴走を始めようとしている。そのドームの、峠のあたりだろうか。周囲を埋め尽くす闇の中で唯一、眩い光を放つ球体が浮かんでいる。
 その場所は主たる八神はやてと『祝福の風』が生まれ変わる場所。
 はやてを含めてただの5人……いや。6人の男女が、新たな誓いをもって再誕する場所。

「管理者権限発動」
『防衛プログラムの進行に、割り込みをかけました。数分程度ですが、暴走開始の遅延ができます』
「ん、それだけあったら……十分や」

 その光の中に、少女がいた。
 一冊の本と向き合って、対話するかのように口を動かす。
 ……否。実際に、対話をしているのだ。新たな名前を得た、書に宿る意思そのものと。

「リンカーコア送還……守護騎士システム、破損修復」

 彼女の周囲に浮かぶ4つの光。
 赤、朱、碧、白。主たるはやての家族にして、彼女を守る最高の騎士たち。
 展開する4色の魔法陣。その中央に具現する4つの人影。それはかつては敵だった騎士たちの姿。

「おいで、私の騎士たち」

 少女の言葉が響いた瞬間、真白い光が爆発するかのように弾けた。
 その光は海を割り、大気を揺るがせ、その奥から現れるは4つの人影と、彼女たちの主が宿る卵……とでも言うのだろうか。

「我ら、夜天の主の下に集いし騎士」

 赤の女性がつぶやくように。

「主ある限り、我らの魂尽きることなし」

 碧の女性が口ずさむように。

「この身の命ある限り、我らは御身の下にあり」

 蒼き痩躯が詠むように。

「我らが主、夜天の王……八神はやての名の下に!」

 そして、朱の少女が紡ぐように。
 それぞれの言葉と共に、中央に位置していた卵から……『八神はやて』は生まれ変わる。
 黒いアンダーウェアを身に纏い、その手には先端に十字架を模した魔導杖。そして、傍らに寄り添う一冊の本。

「はやてちゃん!」

 優しい魔導師の少女の声に、はやては笑みを浮かべる。
 まるで、自分の存在を示しているかのように。

「夜天の光よ、我が手に集え!」

 魔導杖を天に掲げる。先端の十字架が光を帯びて、彼女の呼びかけに応じよるためにその力を発動する。

「祝福の風、リインフォース……セットアップ!!」



   
魔法少女リリカルなのはRe:A's   #45



 八神はやてが、自身の家族と再会した。何もかも知った上で、告げたのはたった一言だけだった。
 遠い遠い場所へと出かけていた4人の騎士たちの帰還を、ただ。

「みんな、おかえり」

 ただ、祝福していた。
 なのはもフェイトも、そしても。今後のためにと5人の元へ。闇の書を通じてすべてを知っていたはやては、合流した3人を視界に収めるまでもなく、まるでその場にいることがわかっているかのように言葉を紡いだ。

「なのはちゃんもフェイトちゃんもごめんな。ウチの子たちがいろいろ迷惑かけてもうて」
「ううん」
「平気だよ、はやて」

 2人の返事を聞き、ゆっくりを目を開ける。
 抱きついたヴィータの頭を優しく撫でながら、変色した青い瞳がを捉えた。
 管理局のメンバーの中でも特に、4人とつながりが深かった彼には2人以上の謝罪やらなにやら、言っておきたいこともあった。しかし、互いの視線を交差させて、はゆっくりと首を横に振った。
 気にしなくていいよ、と。その黒い瞳が語っていた。

「ありがとうな、いろいろ」
「……いーさ。別に」

 そんなの言葉に、4人はばつが悪そうな表情をしていることに気付いたは苦笑。
 ただでさえ自分たちのせいで彼は危うい立場にいたのだ。さらに、意見は違えてぶつかりもした。
 しかしそれも、終息へ繋がる過程の1つ。
 この道を通ったからこそ今がある。過去のことは水に流して、今は。

「それよりさ。まずはあれ……なんとかしようじゃないか。ねぇ、クロノくん?」
「ああ、そのとおりだ」

 の声に呼応して、舞い降りる黒い影。
 フェイトとが闇の書の呪縛から逃れたことを確認して、アースラを飛び出したのだ。その手には、すべてを凍てつかせる氷結の杖を手に。
 役職と名前だけという軽い自己紹介もそこそこに、彼は尋ねる。
 目の前に広がる黒い淀み――闇の書の防衛プログラムの暴走まで、残り時間が少ないことを告げた上で、それを退ける方法はないかと。
 極めて強力な氷結魔法で完全凍結させるか。
 軌道上で待機している艦船アースラに積んだ魔導砲『アルカンシェル』を用いて消滅させるか。
 あるいは、なにか別の方法はないかと。

「ええと、最初のはたぶん難しいと思います。主のない防衛プログラムは、魔力の塊みたいなものですから」
「凍結させても、コアがある限り再生機能は止まらん」
「アルカンシェルも絶対ダメ!! こんなトコでアルカンシェル撃ったら、はやての家までぶっ飛んじゃうじゃんか!!」

 上からシャマル、シグナム、ヴィータ。
 口々に発されるクロノの問いに対する答えは、2つあるプランを真っ向から否定するものだった。
 アルカンシェルは発動地点を中心に百数十キロの空間を歪曲させてつつ反応消滅を促す砲台。撃てば最後、被害は計り知れない。かといって氷結の杖デュランダルで完全凍結させたところで、闇の書には『旅する』機能がある。いくら止めても、それは新しいループに突入させるだけ。
 今回は今までにないケース。書の主が完成後に書に呑まれることなく生存しているという奇跡的な、かつ後にあるかどうかもわからないレア中のレアなケースなのだから。
 この機を逃すわけにはいかない。
 しかし、2つあったプランはことごとく却下。暴走寸前15分前という状況で、手詰まり状態に陥っていた。

「できるなら、僕も艦長も使いたくないよ。でも、あれの暴走が本格的に始まったら、被害はそれよりはるかに大きくなる」
「暴走が始まると、触れたものを侵食して無限に広がっていくから……」

 暴走開始までに15分を切った、というエイミィの連絡を受けて、再びクロノは守護騎士たちへ意見を促す。
 しかし、

「すまない。あまり役に立てそうにない……」
「暴走に立ち合った経験は、我らにもほとんどないのだ」

 返ってきたのは無理だという言葉だけだった。
 彼女たちだって、手があるなら尽くしたいと強く思っている。なにせ、ここには自分たちの帰る家があるのだから。
 まさに、八方塞がり。手繰り寄せられる糸すらないまま、時間だけが過ぎていく。

 アルカンシェルを使うことで広い範囲で被害が出るなら、戦闘地点を今の場所より沖合いにすることで周り全部が海という状況を作ってみる。
 そんな意見も出るが、空間歪曲というファンタジッックな現象はどこまでも危険なもの。たとえ相手が被害がほとんどない海でも、その被害は伝染し、何も知らない一般人が間接的に被害をこうむる。管理局としても、1人の人間としても、突きつけられた現実は受け入れがたいもので。
 みんながみんな、言葉をなくしていたそんなときだった。

「あ゛ー、もぉ! なんかごちゃごちゃうっとーしいなぁっ!!」

 空中で胡坐をかいたアルフが声を荒げていた。もともと、細かいことが苦手な性格だ。難しい言葉を並べ立ててグダグダ意見を交わすよりは、

「みんなでズバッとぶっ飛ばしちゃうわけには行かないの!?」

 ぶっつけ本番、やればできる。やろうと思えばなんとかなる。みんな、やればできる子なんだから。
 シンプルな策で片を付けたいと思うわけで。
 そして、そんな考えを持つ人間が、この場にはもう1人いたりするわけで。

「いや、そんな単純なもんだい……」
「いやいや、アルフの言うとおりだと思うな…………メンドくさいし」

 ユーノの反論をねじ伏せて、今までだんまりを決め込んでいたが口を開いていた。

「君が出す意見がどんなものかくらい、予想はしてたよ……ふぅ」
「わ、なにその呆れた〜みたいなため息わ……せっかくシンプルで確実な方法があるっていうのにさ」

 そんなの言葉に、クロノ以外のメンバーは驚きと共に目を丸め、当のクロノはジト目を向ける。
 のことだから、どうせ策にもならない策でしかないだろうと、タカをくくっているのが見え見えな視線。

「し、心外だなぁっ!?」

 まったく、聞こうともせずに決め付けるのだからタチが悪い。

「あのね、俺が今までどれだけない頭捻って考えたと思ってるのさクロノくんはっ!?」
「ない頭なんだろ? そんな頭で考え出したプランなんて、アテになるわけないじゃないか」
「うわっ、何かなその決め付けっ! とりあえず聞くくらいいーじゃんかよ!」
「あーあーわかったわかっただったらはやくいってしまえ」
「句読点くらい付けようって!?」
『ほらそこの漫才コンビ! 暴走臨界点まであと10分だよ!』
「「誰が漫才コンビだ!!」」

 エイミィの割り込みに2人して同じ反応を見せるとクロノ。傍から見れば本当に漫才にしか見えなくて、周囲のメンバーがみんなして笑顔を見せていたりする。
 がうまいことクロノを乗せて、雰囲気を和ませようとでも考えたのか。あるいは何も考えもせずに口を出したのかは彼のみぞ知る。しかし、彼に提案できる1つのプランは、まだそこにあって。

「はぁ……わかったよ。言ってみろ」
「そのおざなりな対応が非常に納得いかないが……仕方ない、ここは目をつぶるよ」

 小さくため息をついたは気を取り直し、空いている左手の人差し指だけを立てるとその指で天を指した。
 その手にしたがって、一同は顔を暗く淀んだ雲を見上げる。

「穴を掘るならてんを……げふげふ」

 何かを言いかけてはやめて咳払い。著作権違反になるといけないので深く追求はしないことにする。
 は少しの間沈黙し続けて、一同を見回す。
 守護騎士たち、はやて、なのは、ユーノ、クロノ、フェイト、アルフ。順番にその視線に気付いて、見上げていた顔をへと向けると。

「ズバッとぶっ飛ばせ、目指すは宇宙!」

 俺たちならやれるよって♪

 にか、と笑いつつとんでもないことを言い放っていた。アルフが言っていたように、みんなでズバッとぶっ飛ばす。それはもー、宇宙まで。
 要は、みんなで一斉に集中攻撃して弱らせた上で宇宙まで一気に転送、アースラのアルカンシェルで消滅させるということ。
 言うだけならば簡単だが、相手は仮にも闇の書そのもの。一筋縄ではいかないことくらい、みんながみんなわかっている。でも、この期を逃せばきっと、この先に同じようなことが起こることはない。闇の書の『悲劇』を、もっと多くの生命が体験することになる。
 それが嫌なら、たとえギャンブル性の高い大博打を打ってでもやるべきだと。
 笑顔を変えずに告げたのは、みんなを挑発するため。士気が上がれば、それだけ作戦の成功率は上がるから。
 ……もっとも、そこまで考えて行動したとは到底思えないニヤけぶりだったが。

「ばっ……君は何考えて」
『へぇ、おいしいところをあたしたちで持ってっちゃっていいわけだ。くん、わかってんじゃない♪』

 の言葉を聞いていたエイミィが今いるメンバーの中で一番、彼の挑発に乗っかっちゃっているかもしれない。それもそのはず、エイミィが導き出したの提案した作戦の成功率。それが少なくともゼロではない数字を指し示していたから。
 完成した闇の書……否、祝福の風リインフォースとはやて。全員が全員、魔導師ランクにしてニアAAAの守護騎士たち。手負いではあるもののAAAを超える魔力を小さな身体に有しているなのはとフェイト。フェイトの使い魔にして作戦実行時の転送担当のアルフ。時空管理局執務官として魔導師ランクAAA+という確かな実力を持つクロノに、後方支援に特化し、またアルフと同様に作戦実行時の転送を担当するユーノ。そして、その力は未知数でありながら、守護騎士たち4人を相手に引けを取らないデュアルデバイスを相棒とする
 これだけのメンツが揃って、できないことなんて……きっとない。

「今の俺たちならきっと……」

 それは、1人現実を見るクロノに告げるべき最初で最後のアドバイス。
 ……いや、アドバイスなんて大それたものじゃない。これはただ、自身が自分の考えを押し付けているだけなのだから。
 誰もが思うだろう、いつまで夢を見続けているんだと。彼と同じ思考の持ち主ならきっと、同じことを考えただろう。
 しかし時には、夢みたいなことが現実になることだってきっとある。

「やってやれないこたー、ないって」

 は、同じように『夢』を見ていたフェイトを見やる。
 彼女はそんなに一瞬目を丸めると、小さく笑う。ほかに方法がないのなら、夢見たいな作戦にでも賭けてみたい。そんなことを思う。そして何より、彼女はの言葉がまるで自分の言葉であるかのようにすとんと胸におちていくのを感じていた。

「うん。大丈夫だよクロノ。ほかに方法もないんだし、きっと……私たちなら」

 だからこそ、うなずく。彼の言葉に同調する

「やってやれないこと、ないと思う」
「なっ……」

 ぐっと握りこぶしを作って、同じように言い放つ。
 そんな彼女の言葉に同調するかのように、なのはが、はやてが、守護騎士たちが、ユーノが、アルフが、次々とうなずいては笑みを零す。
 もはや完全に自分は劣勢。というか、多数決ですでに敗戦確定。夢にすがりつくのもどうかと1人、思うわけだが。

「ふぅ…………みんながみんな、に毒され始めているのか?」
「しっ、失礼すぎる―――っ!!」

 たまには、その言葉に乗っかってみるのも、悪くはない。

「実に個人の能力頼りで、ギャンブル性の高いプランだが……まぁ、やってみる価値はある!」

 はやていわく、防衛プログラム本体を守るバリアは魔力と物理の複合四層式。基礎の積み立てがまったくないからか、はよくわからない単語に首を傾げつつ、要は硬くて固いバリアだな、などと勝手に自己完結していた。
 残り5分で決まった、この作戦の大まかな流はこんな感じである。

 1.バリアを破って、暴走する防御プログラムを丸裸にする。
 2.受肉している防御プログラムに向けて、合計11人の一斉砲撃。リンカーコアをいぶりだす。
 3.ユーノとアルフ、そしてバックアップに特化した守護騎士シャマルの3人で、コアを強制転移。
 4.軌道上で待機しているアースラの目の前に現れたコアを、アルカンシェルで蒸発。

 本当に、口にするだけならいくらでもできるような所業とも言えるだろうが。今回ばかりはやらねばやられる。
 ……いや、絶対にやる。これが成功すれば、間違いなくこれ以上ないハッピーエンドだ。
 グレアムの10年来の想いも、ハラオウン母子おやこの因縁も。
 なにもかもに、片がつく。

「提督、見えますか?」

 すべてが決まって、あとは防御プログラムが出てくるのを待つばかり、という状況で、クロノは今の映像を見ているであろうグレアムに念を飛ばした。

「ああ、よく見えるよ」
「闇の書は、呪われた魔導書でした。その呪いはいくつもの人生を喰らい、それに関わった多くの人の人生を狂わせてきました。あれのおかげで、僕も母さんも……他の多くの犠牲者遺族たちが、人生を、進まなきゃならなくなった。それはきっと貴方も、リーゼたちも……」

 クロノは大好きだった父親を、リンディは最愛の夫を。そしてグレアムは、大切な部下を。
 たった1人の死が、これだけの人間の人生を大きく捻じ曲げた。

「なくしてしまった過去は、変えることはできない。だから……」

 その手の蒼いカードを、眼前に放り投げる。カードは風を切って音を立てながら、蒼の光に包まれていく。

『Start Up』

 発される電子音声が、クロノの耳に届く。
 広げた手に納まる確かな感触に、改めて思う。

「今を戦って、未来を変えます!!」

 過去を受け入れて。こんなはずじゃない人生を歩む人々を、これ以上出さないためにも。
 輝かしい未来をこの手で、掴み取る。
 この、『氷結の杖デュランダル』と共に。

「フェイト」

 闇色のドームが輝きを増し、その周りを気色の悪い触手やらなにやらが埋め尽くしている光景を眼下に、は隣のフェイトに声をかけていた。
 自分の望みを知って、相棒と心を通わせて。たった1つ、掴み取った未来の先でやりたいことができたから。

「なに、?」

 視界にドームを入れたまま視線を動かさず、フェイトは返事を返す。もうほどなくして、眼下の黒い卵が割れてしまうだろうから。それは無論、も同じ。視線は真っ直ぐ下に向かったまま、表情に小さな笑みを浮かべた。

「俺、前に言ったよね。『学校へは行かない』ってさ」
「うん……そうだね」

 いつのことだっただろうか。つい最近のことなのに、ずいぶんと昔のようにも感じてしまう。
 それほどに、この1ヶ月は濃いものだったかを如実に物語っているようで。

「夢を見て、わかったんだ。本当はただ、何気ない平凡な時間を過ごしたかったんだってさ」

 朝起きて、時間がないからと朝食をかっ込んで、学校へ行って勉強して。昼食を食べて、部活をやって、友達と遊んで。そんな誰もがあたりまえに思っている世界を生きたいのだと、闇の書が見せた夢の中で理解した。
 だからこそ今なら、胸を張って言える。

「俺、この一件が終わったら、学校に行こうと思うんだ」

 そのために、と片刃のアストライアを軽く振るい、その切っ先を黒いドームへと向ける。
 事件を早く終結させるためにも、今は自分の全力を出し切る。それだけだった。
 それを聞いたフェイトは、どこか嬉しそうに笑みを浮かべて。

「……そっか。一緒に、行けるといいね。と、なのはと、はやてと……私と」

 そんな一言を、つぶやくように口にした。




 暴走開始まで、あと2分。








はい、すいませんでした(orz。
暴走を鎮める方法について、夢主に提案の役を回してしまいました。
ちょちょっと軽くネタを入れつつ、彼なりの表現の仕方を心がけてみました。
あとは、彼の心境の変化についてを最後に付けてみました。
どうでしょうかね?


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