後 書 き


祝! Duel Savior -Outsider- 完結!!




と、いうわけで……

長い間お疲れ様でした。

いやしかし、まさかここまで長くなってしまうとは思いもしませんでした。
間章を除いてぴったり100話。間章を入れればさらにプラスすること4話。
期間にすると、1連載のときと同様にほぼ1年という時間がかかりっています。
サモンナイトシリーズの主人公で他ゲームの連載を行うという暴挙でしたが、なんとか終わりを迎えることができました。
これもひとえに、飽きることなく『十六夜の月』を訪れていてくださった読者の皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

ペコリ m(_ _)m

とりあえず反省すべき点ですが、2点ほどあります。

1点目は、少々オリジナル要素が少なかったかなと思う部分がありました。
特に第一章。ゲームシナリオに沿って進む形で執筆していました。
オリジナルっぽくなってきたのが間章、オルドレイクが登場した後あたりから。
っていうか、サモンナイトと軽くクロスしていましたので、オリキャラ登場ー! ってワケにもいかなかった部分も多々ありましたが。

2点目は、サバイバーのちゃんとした設定を行わなかったことです。
最後の方までいくと、その元となった人格を明かしています。
もちろん、明かすべきタイミングとしては悪くないと思いましたが、「こうすればつじつまが合うなぁ」とか「これだ、これならいけるっ!」っていうあんばいで急遽決めてしまおうとするのは、よろしくないと私自身思いました。
そんなわけで、ここに設定を記しておこうと思います。


召喚器サバイバー(Surviver)
形状 篭手
使用者 浅葱 海 (デフォルト)
能力1 使用者の意思の強さに比例して防御力の変化する盾。
術者の経験をそのまま具現する。
能力2 召喚術の行使。そのセオリーはリィンバウムのそれに基づいて行使される。
サモナイト石必須。
能力3 共界線(クリプス)から実質的に無限の魔力を引き出すことができる。
解 説 異世界(リィンバウム)への干渉を可能にした、異質な召喚器。
守りたいと強く願う者の前に現れ、力を行使する。
『生き抜く者』を表現する名を持ち、その名の通り担い手を生き延びさせることを前提に置く。
身を守る盾の能力も含め、担い手の存在そのものを代償にその力を振るう。
元となっている人格は、リィンバウムの初代エルゴの王。彼は死に至った際、神がその魂を拾い上げて、一つの篭手に宿した。
長い年月の中、アヴァターに召喚される前からすでに死人として霊体になっていたハイネル・コープスと、エルゴの守護者(代行)である夢主人公という2人の適格者を見出した。

……とまぁ、こんなところでしょうか。
自分で書いたものだとはいえ、もしかしたら不備があるかもしれませんが、あまり追求はしないでやってください。
書き手である私も必死だったものですから(苦笑)。

…………

さて。続きましては、本編最後の第二解放ですが。
この力の対象は、一人です。かつ対象の魔力を上回り、弱らせなくてはいけません。
しかし、相手は神様。弱らせることはできても、内に秘められた魔力はそれこそ巨大。
だからこそ、彼は対象を別のものへと変えたのです。
原作のゲームでも神様はダウニーに乗り移って身体を支配しました。
なので、もしかしたら人間を寄代にして肉体を得ているんじゃないかな、と私は思ったわけです。
そこで対象は、すでに息絶えたオルドレイクです。
彼を剥がせば、自ずと神は肉体を保てなくなる。
そう彼は考えたわけですね。

そして第二解放によるリスクですが、エピローグで裏夢主が夢主に別れを告げています。
さらに、瞳の色が赤がかった黒から濃い茶色になっています。この濃い茶色というのは、3連載で夢主がディエルゴに乗っ取られる前のものです。
島での事件以降、彼の瞳は赤が混じっていたわけです。
この瞳の赤が共界線から魔力を引っ張りこむことのできる力の証明で、何故赤なのかと問われれば、それはサモンナイト3でディエルゴを示す色が赤だったからです。
というわけで、アヴァターからの帰還後。
彼の瞳の色は第二解放の代償によって元に戻りました。
つまるところ、今回のリスクは『共界線を行使する権利の剥奪』ということになりますね。
ということは、必然的に第二解放は使えないうえに、第一解放の行使にも制限が設けられたことになりますね。

…………

そんなわけで。
長々と書き綴って参りましたが、これにて終わりとさせていただこうと思います。
今後はまず3連載修正の完了を最優先とし、その後はリリカル連載を本格的に連載していくつもりです。
Duel夢は、これにて閉幕とさせていただきます。

それでは、おあとがよろしいようで。


2006.8.28(月)

「十六夜の月」管理人 浅葱 海


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