―――It was convinced before.
    (以前から、確信はしていたんだ)





 戦いがあった。


 とある街で、とある国で。とある島で、そして……とある隠れ里で。


 事件は拡大してなお、その顛末はとどまることなく世界中へと広がった。
 しかし、それらはすべて終わったこと。いくら思ったところで、過ぎ去った時間は戻ってこない。くるわけがない。
 そしてそれは、世界に住まうあまたの人々にとっては他人事でしかない。

 だからこそ、人々は気づかないのだ。




 ―――"The parallel world" exists.
    (『異世界』は存在するんだって)




 世界に再び迫る、過去最大にして最悪の災いに。


「むー……なんか、かゆいんだよなぁ」
「珍しいですね、貴方のそんな顔」
「う〜ん、なんだかなぁ……きな臭い」


 時間は加速する。科学が発達し様々な研究が進む現代から。
 戦いの日々から解放されて数年の時を経た彼らが、『国』によって拘束されてから。




 ―――There by there are a technology and a system that we do not know.
     (そこには、私たちの知らない技術やシステムがあるんだって)




 研究が完成する。人々の望みをかなえる世界へと飛び立つときが来た。

 小さな、とても小さな亀裂を発見してから。『生きた実例』を、目の当たりにしてから。


「おいっ! てめえら、俺の家で何してやがる!!」


 異分子たちが消え、閉じたはずのトンネル。
 それは小さな小さな亀裂として今もなお存在し、『向こう』へ行けとけしかける。



 ―――If so, the talk is early.
    (だったら、話は早いよね)



 『かの世界』に迫る、侵略者たちの嘲笑。
 来る戦いへ向けて発される、世界の意思エルゴからのエマージェンシー。


「あ、あれは…………っ、まさか、戦闘機!?」


 我武者羅に戦い続けるだけではもはや、止められない。
 単純に破壊するだけではもはや、止まることなどできはしない。

 すべては、『彼ら』が招いた災厄なのだから。


『リィンバウムに生きるすべての者へと告げる。我らは―――』




 ―――Yes, Easy thing.
    (ああ、簡単なことさ)




 負けるか、勝つか。あるいは共に倒れるか。


『―――地球より推参した“侵略者”である……!!』


 かつての仲間が友達が、敵となって帰ってくる。
 たった3つの選択肢は、侵略者を前に抗うことの出来ない現実を突きつける。

 生きるか、死ぬか。
 進める道は2つに1つ。それ以外には何もない。

 いかなる困難であろうとも。
 どれほどの茨が続こうが。




 ―――All……It only has to deprive completely.
    (全部……奪い尽くせばいいんだよ)




 すべてを捨て、すべてを受け入れてなお、前に進まねばならないのだ。


「やー、参ったなこりゃあ」
「参ったじゃすまねぇだろこの状況!!」


 世界に迫る、侵略の魔手。
 人々を襲う、未曾有の災厄。


「これは……ヤベーな」


 そして、抗う彼らに忍び寄る、1つの波。

 世界の行く先に、未来はあるのか。
 それを知るのは、無常にも流れる時間だけ。




「奪われてたまるかよ……ここは、俺たちの居場所だ!!」







 SUMMON NIGHT 

 The Last Episode  −The war of Reinpaum−








なんか、いろいろとスゴイことになってますね。
いろんな設定ぶちこわし、キャラクターなんか出そうと思えばわんさか出るし。
・・・まぁ、無理がありすぎなんですよね。登場キャラの多い連載なんてのは。


ブラウザバックよろしくです。

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